日曜日の夜にうちにF君がやってきました。
で二人で話をしているうちに何故か超能力の話になりまして。。。
F君が突然、長崎県川棚町にあるアンデルセンという喫茶店のマスターが超能力があるという話をしだしました。私はぼ~っと話を聞いていたんですがねぇ。

少し経緯を説明しますね。
今から10年前にF君のお母さんがどっから聞いてきたか知らないんだけど長崎県に超能力者がいると聞きつけまして単身、長崎旅行に行ったのでありました。
帰ってきてF君に超能力者がいたと興奮ぎみに語ったそうです。でも話で聞いたところで「うそやん」って普通なりますよね。そしたらお母さんが「旅費払ったるからあんたも見てきなさい」と言われてF君も長崎県は川棚町の喫茶店アンデルセンに行ったのであります。って。。。。この話を聞いた時。。。この親子凄く変!と思いましたです。

でF君の目の前で繰り広げられる超能力の数々。。。感動したそうです。
で。。。。今に至るっと。。。
何を思ったのか。。私にその凄さを語りだすわけですよ。
超能力っすよ。ほんまもんの超能力者っすよ。
って。。。そんなもん私は信じれるわけがない。はいはい。って聞き流していたんですが。。。F君がどんどん熱くなってきまして。。。。
どんどん新興宗教の勧誘みたいに変身していきます。はぁ。
信用してくださいよ~って。。。信用できん。

ほんまですって!超能力ですよ。
なわけないやん。手品っしょ。
いや。あれはほんまもんですよ。だいたいこの繰り返し。。。
じゃあ!僕が旅費だしますから長崎に行きましょうよ!
見たら絶対に信じますから!
って、さだまさしファンでもないのになんで俺が長崎に行かなくちゃいけないんだよ!
実際に見たところでねえ。。。私、マジックに詳しいわけじゃないし。。。
意味ないと思うんだよね。
で、話で聞いた分だとそのマスターが行った超能力って。。。テレビでマジシャンがやってるのとそんなに変わらないんだよな。一緒じゃないけど応用したもんなんだろうなって想像はつくよね。そういう事を言ってもF君は聞かない。
じゃ!長崎に行きましょうよ!の一点張り。
じょじょに疲れてくる。

少し切り口を変えてみた。
なんでほんまもんの超能力と思ったん?
目の前で見てそう思ったから。
じゃあ、マジックを見た経験は?
テレビでみるよ。
いや、テレビじゃなくて実際に目の前で見た経験は?
ない。
じゃあ。。。その超能力者がほんまかどうかわからんじゃん。
F君自身がいっぱいマジックを見てきたうえでその喫茶店のマスターの演技を見てこの人のは凄いって思ったんならね。まだ分かるんよ。
見た事ないのに。。。そんな本物か嘘かなんて判別つかんやろうにぃ。

でも。。F君はひかない。
長崎に行きましょうって。。。う~ん。全く興味がない。
俺がさ。学生の時にさだまさし研究会に入っていたんならね。ついでに行ってもいいけどさ。けして私は入ってないから。。。検索で調べてみると。。。さだまさし研究会。。凄い数ヒットしますです。汗
完全に宗教の勧誘だよ。
もうええわと思って。それ。だまされてんでと言うと。。。
そんな事ないですよ。ってムキになる。
だってさあ。そのマスターの言葉って胡散臭いやん。だまされてるねんって。
違いますよ。この目でちゃんと見たんですよ。
でも。。F君のお母さんって浄水機売ってるやん。あれってマルチやろ?
まあ、そうですけど。。。
F君も一時、宗教にはまっていたやろ?
まあ、そうですけど。。。
騙されやすいんやって!


シーーーーーーーーーーン。


静まった。やっと静かになった。
私は布団に横になっていると。。。

カタカタカタカタカタという音が鳴り響く。
どうやらネットで検索して調べているようであった。
そうすると出るわ出るわアンデルセンの事がたくさん出てきたのであります。
その喫茶店での超能力のレポートをブログのようなものに書いていたりするのですがそれをF君が私に聞こえるように音読しはじめるわけさ。

はぁ。
凄い数の人がレポートしていてこの人は超能力者だと書いているんですよ。
それでも信じないんですか?
え?数じゃないっしょ。みんなまとめて騙されているんじゃないの?
そんな事ないでしょう。こんなにたくさんの人が書いているんですよ。
でも。。。オウム真理教だってたくさんの人が信じていたんだぜ。数じゃないよ。
だからさ。みんな騙されているんやって。だから長崎には行かない!

またカタカタカタカタって音がする。
次の文章を読み始めた。今度は超能力を10コくらい披露したと書いてありその内容も書かれていたのであった。そうするとF君があ。。そうですよ。僕も同じのを見ましたよ。
って。。。感動しているようだけど。。。
それ普通おかしいって感じないかい??
だってさ。10年前にやった事とまんま同じ事を今でもやり続けているんだぜ。
進歩してねぇ~じゃん!
ずっと古臭いマジックやり続けているだけて事だよ。
でもF君は聞かない。はぁ。
じょじょにこの話題うざくなってくる。だって。。。堂々めぐりなんだもん。

そうするとまたカタカタカタカタって音がしたした。
そこで偶然にマジック好きな人が書いたアンデルセンレポートにぶちあたった。
F君が読みだす。
「マスターがしたものはよくテレビでやるマジックのまんまであった。
自分以外の周りの客は超能力と思っているらしい。凄く驚いていた。
でも、実際は俺から見るとあれはコミックショーだな。」

ざっとこんな文章だった。
読んでいるうちにF君が「こんな事書いたら誤解を招くよ。だめだよ。この文章じゃあ、アンデルセンがあたかもマジックのような書き方やん」とブツブツ言い出す。
で。。。そのブログからリンクで飛ぶと。。。
世界的な日本のマジシャンのHPにたどりつく。。。
でそのHPに通販のコーナーがありまして。。。そこをクリックすると。。。
数々のマジックの種が売っていたのであります。。。
それを見たF君は。。。「え。。。このスプーン!アンデルセンで見た奴や!」「え?どういう事?」下にスクロールしていくと。。。どんどんとF君が10年前にアンデルセンで見た小道具達が出てきたのでありました。「超能力は??」「へぇ?」「どうなってるの?」「電卓まで売ってる!」

F君。。。。ドカ~ん!崩壊!
壊れました。。。。壊れてしまいました。
あぁあ。。。
10年間ずっと信じていたモノが一夜のうちにガラガラと崩れさっていったのであります
F君。。。放心状態。。。

かける言葉が見つからない。。。。
「まあ、一歩大人に近づいたやん」
でこうなるとF君が急に喫茶店の経営について計算し始める。
月の売上とかを必死で計算しはじめる。
で。。。。ボロ儲けやん!だまされた!
とお怒りになっていました。。。。

あのさ。別にだまされたわけじゃないと思うよ。
そのマスターも超能力って一言も言ってないんでしょう?
不思議な力とか気とかいかにも超能力って思わせるような事は言っても実際に超能力って言葉を使ってないんだからさ。
それを来た客がこれは超能力や~って勝手に踊って全国に喧伝してそれに釣られて全国から来ているだけに過ぎないのだからさ。ええんじゃないの。
喫茶店で手品するマスターって別に不思議じゃないやん。カレーがレトルトカレーまんま出す店だとしてもさ。許してあげなさいよ。


しかし。。えげつなく長くなってしまった。。もう少し文章力があれば。。><