妹の結婚式に呼ばれなかった男が。。
生まれて初めて結婚式に行きました。
結婚式ってあんな事をするんですね。
全然知りませんでした。

新婦のドンちゃんが終始、満面の笑みだったのが印象的だった。
式を一番楽しんで、そして幸せを感じていたのは彼女だったように思う。
少し前に新郎のD氏に会った時に、結婚式までに結婚の段取りやら。
ウエディングドレス決めるのやら写真やら何回も足を運んで打ち合わせとかするわけやん。
その時からノリノリやったという話を聞いていたので。。。
女性ってこういうものってやりたいもんなんだろうなと思ったりした。
私は結婚式とかする意味がイマイチよく分からなかったんやけど。。。
みんなやりたいもんなんだろうなぁっと。
くーまさんって結局、ウエディングドレスってどうなったんやろ?




お色直しの時に、新郎新婦の子供の頃からの写真とか二人が出会ってから今までの写真を流しつつ、司会者の方が二人の物語を話しはじめるんですね。
ああいうのって結婚式の定番なんでしょうかね。
で、少し前にD氏に会った時に、「子供の頃の写真はあるんやけど、間の写真が全くないんですよね。
だからいきなり大きくなっていておかしいんですよ」みたいな事を聞かされていたんだ。
「あ~。そうなんや。私も写真なんて子供の頃のものしか残ってないな~」と言ったんですがね。

実際、今日みたら、たしかに間の写真はないんですが。。。
二人が21歳の時に出会って10年間で二人で一緒に撮った写真はいっぱい残っているわけですよね。
何にもおかしい事なんてなく、一緒にテーブルに座っていた新郎の友人さんは「二人の写真がこんなにもあっていいなぁ」って言っていたほどです。




でです。私はどうなん?と思うと。
中学校に入ってから今までの自分の写真なんて。。。全くないんですけど。。。
空白の22年間。。。。残ってるの高校の集合写真くらい。。
あはは。




最後に新郎がお母さんに対して手紙を読むんですよ。
こういうのも定番なんですかね。
おしゃれ関係みたいな感じで泣かせるようにもっていくんやろうなと思っていたら。なんか。。。
作文みたいなのを新郎が朗読していくんよ。
その内容が。。。お母さんの望むような生き方が出来なくてだの、道がそれてしまっただの、仕事を辞めて悩んだりしただの。。。
その手紙を聞いているとですね。
私も同じような道を歩いているもんで。。。共感するといいますか。
共鳴するといいますか。。。
自分にも思うところがあって。。。しんみりしてしまいました。
新郎がどうのってよりもね。自分のことで。

私って酷い人間なんだと改めて思った。
心が渇いている。
他人の事で潤うことなんてほとんどない。
自分が一番大事だし、自分の事しか考えられない。
他人がどうなろうと興味なんてない。
新郎の手紙を聞いてホロっとなったのは、自分の事を考えて。。。
これから自分は。。。みたいなね。




最後にD氏が結婚式に出席した親族や友人に対してお礼を言うわけやけど。
それを聞いていて。。。あぁ。。。この為に結婚式って開くんだと思いました。
人っていつ大人になるん?
D氏のスピーチだってたどたどしいし服装だって着こなせているわけではない。
そうはいっても彼らは32歳である。
20代で結婚する人もいるし、10代で結婚する人だっている。
みんなこんな事をやっているわけです。

昔は、年をとれば自然に大人になると思っていた。
でも実際にはそんなんで大人になんてならなかった。
成人になれば大人に?成人式に行かなかった。
社会出て働いたら大人に?働き出してもそれだけでは大人になんてならない。
大人になるって事はこういう事を言うんだなって今日見ていて思った。
結婚披露宴って結婚した事を披露するだけのものではない。
私達はこれからちゃんとやっていきますよと宣言するところだ。

D氏も宣言してた。
彼は1ステージあがったんだ。
無理矢理あがった。彼は変わっていくんだろう。
そして家庭をもって子供が出来たらどんどん変化していくんだろうね。
大人になるなんて自然にはなれないんだよ。
強制的に大人になっていくんだよ。
今日、D氏の結婚式を見ていて私はそう感じました。
大人の階段をのぼっていく彼の姿を見て。。。
私はちょっと悲しくなり涙が出てしまいました。




僕はきっと大人になんてならないと思う。
結婚なんて出来ないですし。。。
こういう一般的な場にいくと。。。。
強く思いますね。自分は社会不適合者だということに。
ああいう場で浮きまくりです。
常識ないですしあの場になじむ事も出来ない。
やっぱり自分は人とは違うんだと。。。。
わが道をゆく。
自分が思う道を歩いていこうと改めて決意しました。
普通になんてなれない。
自分らしく生きる。