この場所は今回の旅のメインである池島です。
まずはこの池島の説明から。
炭鉱の島として栄えて閉山したのが平成13年。
平成ですよ。つい最近まで炭鉱の町として生きていたのです。
昭和45年には島の人口が7776人とピークを迎えていたのですが。
2014年には人口205人まで減る。
そして今日、ガイドさんの話によると現在は人口が150人まで減っていて猫のほうが多いらしいです。
この池島は、現代進行形で軍艦島化している島としてちょっと話題になっている島なんです。



私は行きは佐世保港から池島にいくルートを使いました。
最初は佐世保からしかいけないとばかり思っていたんよね。
しかし後で気づいたんだけど一日に二本しか運行していない!
朝7時22分の30分前にはターミナルにスタンバイしておりました。
そして乗り出したら。。。あれ?めちゃ人が多い!
何この行列。。。今、爆発的に人気になったのか?
と思ったんですが、最初の大島という島でほとんどの人が降りたのでした。
池島で降りたのはたったの4人。
未来少年コナンにこんなのが出てきたよね。



まず池島に着いたら猫がお出迎えしてくれます。
嘘です。あいつらずっと木陰で寝ています。
池島の探検ツアーていうのがあって私はあらかじめ予約をしてたんよ。
午後10時45分からはじまります。
私がこの港に着いたのは午後8時30分前。
なので徒歩でこの島を歩くことにしました。



ここに観光に来る人以外だと魚釣りの人がいたかな。
もちろん私たちより早い時間に来てたんだけどね。
友が島や猿島なんかも釣り人がいたもんね。
あんな感じか。。。
道を石炭船積み機トリンマーの前を通ってすすむ。
これがジブローダー?



池島は全長四キロの島です。
どっかの島もこのくらいやったね。どこだっけな。
なのでまあ、歩いても二時間くらいあれば大丈夫だろうと思ってたんだけど。
今日も暑くて汗だらだらになったよ。
うぇーん。



島の奥にある社宅群。
ずらーっと何棟もたっているんだけど。
すんでいる人はわずかにいるか?
郵便局の単車が走っていたから何世帯かは住んでいたのかなあ。



旧発電造水施設ですかね。
もらったマップにはそう記述してあるので。



いやあ。楽しいね。
廃墟好きにとってはニヤニヤしてしまう風景が並んでいるもんで。
軍艦島とか何年か前に上陸したけど。
いける場所決まっているし自由行動できんし。
一度いったらもういいかなって感じになるよね。



写真をバシャバシャ撮りまくる。
もうすでに島を一周近くしたことになる。
厳密には一週じゃないけどね。
奥まではさすがにいかなかた。



まあ、だいたい島ではレンタル自転車を借りるみたいだね。
歩いていくのはちょっと無謀だったか?
この暑いさなかにさ。
しかし今日はいい天気だったよ。



10時45分には港に戻る。
港がツアーの集合場所だからだ。
港にいくと大瀬戸からのフェリーに乗った人が大勢、到着していた。
20人弱かな。ほぼ全員がツアーの参加者となる。

まずはビデオを見させられる。
当時の風景とかここ池島の炭鉱の歴史のビデオとして見ていたんだけど。
どうやらこの管轄していた松島炭鉱の会社の説明のビデオみたいな感じだった。
よく会社が作成しているビデオってあるやん。あんな感じ。



お昼はお弁当。
これは買っていった方がよかったかもね。
ここで参加している小学生がいて夏休みの自由研究かなんかで。
参加している人にどこから来たのか調査していました。
「どこから来たんですか?」と言われて「大阪から」と答えた。
これが今日の他人と唯一、会話したことですかね。



そしてヘルメットをかぶってバッテリーを背中に背負っていざ。出発。
参加者がぞろぞろとガイドさんにつき従う。
まあ、私は仕事でヘルメットをいつもかぶっているのでこんなのは慣れたもんですよ。
参加者は定員20人で17、18人はいたと思います。



トロッコに乗り込みます。
定員20人っていうのはこういうことだったんですね。
トロッコに20人くらいしか乗れないから。
これは遊びじゃないんです。
これから黒ダイヤを掘りにいくんですよ。
みんな真剣なまなざし。



トロッコ停止。到着。
寒い!中に入るとめっちゃ寒い!
冷える。



中でも撮りたいものがたくさんある。
どれを選ぶか迷うくらい。

ちなみにこの島に小学生が1人しかいなくて。
最近、NHKで放送されたとのこと。続編も放映予定だそうだ。



ガイドさんによる説明が入ります。
私も3分の1くらいしか聞いてなかったけど。。。
えと早いですけど結論からいいます。
池島!最高!
いくべきです。

私もいろいろ炭鉱跡やら銅山やら行きましたけど。
ここが群抜いています。やっぱり最近まで稼動してたってのが大きいと思います。
他のは閉山してかなりたってしまってだいぶたってから産業遺跡として残そうという風になって。
今に至るって感じでしょ?もう大半が当時の姿じゃなくなってるんですよ。
完全に廃墟になってから維持管理ですから。。。



ここは違います。
会社が存続しています。
この会社じたい、この池島炭鉱は閉山したんだけど。
ベトナムとか外国でこの技術を使って存続していたりしています。
ここは私たちみたいに観光客が来る場所だけじゃなく。
ベトナムとかの研修生とかも来て研修しにきて機械使って掘る練習とかもしているみたいです。



ここが平成13年まで稼動していたんですけど。
掘り始めたのも戦後なんですよね。だからかなり新しい。
一番最後まで稼動してたのが北海道のどこからしいんだけど。
良質な石炭が出てきていたので最後まで利益になってたので続いたそうです。
でも海外の石炭の価格に負けて閉山みたいな流れ。
これは分かりますよね。

別子銅山でもそうやったんやけど。
銅山の山があって堀はじめた時は上から掘り始めるやん。
上らへんは純度が高い銅なんだけど下にいくほど純度が下がっていく。
下にいくほど設備とか必要になっていくんよね。
それで三階層くらい下まで掘った時に純度がよくなくてどうしても利益にならなくなって閉山みたいな。



こういう産業遺跡系はいくだけじゃなくて。
ガイドの話を聞くほうがいいとは思う。
別子銅山の時にそれは痛感したかな。
見ただけじゃなかなか想像出来るもんじゃないから。

ここはトロッコの車庫らしく坂になっています。



見学した場所はすべて蛍光灯がついているんだけど。
当時はもちろんついてなくてヘルメットの電気だけで仕事していたわけ。
蛍光灯の電気落とすとほんと真っ暗。ヘルメットの電気だけでも薄暗い。

といいながらツアーは終了した。
外に出るとめっちゃ暑い!
私は少し島を散策した後に大瀬戸にフェリーでいき。
そこからバスを乗り継いで長崎までいく。
おそらく明日は写真それほど撮らないと思うのでこれ以降は明日にまわす。

いやぁ。池島!いいよ!おすすめ!
私が押す場所ってそれほどないっしょ。
この島に宿もあるらしいし公共の銭湯もあるし食べる店もある。
一日くらいゆっくりするのもいいかもしれません。