毎朝、毎晩通る道がある。
難波の御堂筋の歩道。
地下を通ればいいのだろうが、煙草を吸うために地上に出て歩くのだ。

朝の光景。
ホームレスの人が歩道に住んでいる。
3~4人はいると思う。
朝から美味しそうな、うどんをすすっているのを私は横目で見る。
私は彼ら達を羨ましく思う。
生活できるのならホームレスになってもいいとさえ思う。
こんなことを思う私って根っからの怠け者なんでしょう。

ホームレス同士で談笑しているのを見て、「あ~、私とは違うんだ。」と、ふと気づく。私は人とコミニケーションがとれないんだから・・・・彼らとは違うのだ。

夜の光景。
アベックがいちゃついている。うっとおしい。
ホームレスが寝床についている。家が都会に会って羨ましい。
スケボーで遊んでる若者達。その若さが羨ましい。
路上で音楽を奏でる人達。 たまにおもっきり下手な奴がいて笑える。
それを聞いている人達。何が楽しいんだろう?
ティシュ配りしている兄ちゃん。私にもくれよ。
楽しそうに談笑しながら歩いている人達。むかつく。

あー。毎日毎日。何の発見もないつまんない帰り道。
私以外の人ならそれなりに楽しめるんだろうけど・・・・・。
何にも感じない私は・・・・。
完全に人形と化しているのか。