この3連休も部屋に閉じ篭り寝て過ごしてしまいました。
先週の3連休も同様な時間を過ごしてしまいました。
何度、無駄な時間を過ごせば、私は気がすむのでしょう?
永遠に気づかないまま、時間だけが過ぎ去っていくことでしょう。
苛立ちはあるものの、その発散の方法を知らない。
どうしたらいいのだろう?

この日も朝起きてテレビをつけたらNHKで「麦客」というドキュメント番組をやってました。
「麦客」とは(マイカ)と読むそうで、中国の百姓事情をとりあげていました。ここ十年で中国は変わりました。
共産主義の時は、全農民の配分は均等となっていましたが、それがなくなった為に、百姓の貧富の差も激しくなってしまいました。
秋になると黄河流域で麦が出来ます。それを刈る日雇い労働者のことを「麦客」と呼ばれています。
麦客になるのは、黄河流域よりも痩せた土地に住んでいる農家が主として出稼ぎに鎌一本を持ってやってくるのです。
そして、そこで雇われて、鎌で麦を刈り、刈り入れ時の1ヶ月くらいかけてお金を稼ぐ、それが麦客なのです。
今のそういう人達を、「老麦客」と呼ばれています。

時代が変わりました。
河北は、黄河流域よりも土地が肥えており、大都市に隣接されているため、豊かになっていきました。そこでは、農家が1件に1台のコンバインを所持するくらい豊かになっているのです。
黄河流域の狩り入れ時に、この河北の農家もコンバインに乗って出稼ぎとして黄河流域にやってきます。これを「鉄麦客」と呼ばれています。

この三つの地域、河北、黄河流域、中国の山ん中の村だけでも貧富の差は歴然としています。住んでいる家一つにしても全然違うんですよね。
この「鉄麦客」によって、「老麦客」が駆逐されかかっています。コンバインは当然のごとく、早くくて麦の脱穀も瞬時にしてしまうのですから・・・。
これから、ますますこの差は広がっていくでしょう。

この番組を見ていて、日本もいずれというか近い将来、こんな風になってしまうのかなって思いますよね。自分は極貧農家に位置するようになるんでしょう。まあ、当然の結果ですよね。
しかし。その老麦客の男連中は、どんな困難があってもめげない、強い意思が感じられました。汗を流して働いていれば、いずれ報われると・・・私には、一生かかっても、出来ないことですよね。
私は根性なしですから・・・・。

休みの朝から涙が出てきました。
自分には到底・・・・・・・・・・。