今日の仕事は色塗りだった。
ぬり絵なんて子供の頃以来だから手がガクガクふるえたよ。
でも、ちゃんとぬれたんだぁ。えらいでしょう。
で・・・ぬれた時点で、仕事が終わったんだぁ。
これでいいんだよね?

・・・・・・・。

本当に今のままでいいのかってよく考える。
どこまで落ちたら気がすむんだろう。
坂をゴロゴロと転がり落ちて、気がつけば底が見え出しているんだよね。
こういうことを言うと高校生の時のことを思い出すんだ。
高校に入学した時の成績はたしか上位にいたはずなんだ。
それがテストが終わるにつれ、どんどん順位が下がっていったんだ。
卒業時には約570人中530番目くらいになっていた。
三年間で転落していくのが実感できた。よい経験だったなと思う。
しかし、これで終わりじゃなかったんだ。
570人中530番目でも終わりじゃなかった。
このあと、まだまだ転落していったんだ。
人は、栄光をつかむためにのぼり続けていくと、全てのものを味方につけて英雄になると思うんだが。
反対に転落していると、全てのものが自分の体から抜けて行くんだ。
金も力も頭の中も運も全てなくなっていく。
これ以上なくなるものなんてないはずなのに、まだ彼らは私から奪おうとしているんだ。

うん。人生って街金みたいなものだなとよく思う。
転落している人間の彼らはケツの毛まで抜こうとするのさ。
私もいずれ全てを彼らに奪われてしまう。
何もなくなった時が、死なんだろう。

今からでも歯止めがきくのだろうか?
普通に考えたら無理だね。
日本は敗者復活しずらいから、ここから這い上がるのは不可能に近い。
これからも、ずっと底辺で這いずり回る人生で終わることだろうよ。