今日もひたすら歩いた。
毎日が職場と家の往復、そして休日は部屋に篭る。
何も生産せずに、ただただ生き長らえているだけに思えてくるんだ。
思考はいつも止ったままで、体は流れにまかせて動いているだけ。
当然、休日は目的がないのだから、体も停止するんだ。
目的がなければ動けない。
とりあえず社会との接点はあるのだろう。
いや、社会との接点?
仕事もしている感じではない。
ただ、席について、内職をするかのごとく、動いているだけ。
頭はずっと停止している。
行きも帰りの電車の中でも、停止したまんまだ。

なんの感情もなく、ただ電車の振動が体に響いているのを感じる。
ぼーっと前で寝ている人も顔をおぼろげながら見る。
焦点があっていないのだろう。
その人の顔が二重、三重にも見えるんだ。
最近、特に焦点が合わなくなってきた。
PCのやりすぎかなと思っていたんだけど・・・。
周りの風景に感心を持たない為、目の機能も低下しているだけなんじゃないだろうかとふっと思いました。
人間は使わなければ、その部分は退化するものなんだよね。
自分が見る世界は、なんだか眩しすぎて知らない間に拒絶してしまうんだ。
だから視力も低下する。
人と話さないから、会話能力も低下している。
言語を話さないから、口もうまくまわらなくなる。
そして脳の回転も遅くなっていく。
人の話なんて聞きたいと思わないから、聴覚にも障害が出てきている。
発声が出来ないことがたまにある。
ずっと声を出していないと、どのくらいの声の音量を出せばいいか、わからなくなるんだよね。だから、たまに声を出さなきゃいけない時に、馬鹿でかい声になることがある。それか裏声連発しちゃう。

今日も家に帰って「ごはん」って言っただけ。
母親は「ごはんしか言えないのか」って言った。
その後・・・・会話なし。

そう、いつものように私は歩いている。
真っ暗な道をただひたすら歩いている。

私は鏡を見る事がない。
はっきり言って、自分の顔はキモイ。
鏡を見るたびに思うんだよ。私ってつまんなさそ~な奴だなってね。
どう見ても、つまんない奴としか思えないんだよ。
人間の顔って不思議だよね。
顔に自分が生きてきたものが全部出てしまうんだ。
覇気がどう見てもない。
地味で、体、顔全てが貧相で。
目が死んでいる。終わっている。
死相が出ているんじゃないかと疑ってみる。
ちなみに、私の中学生の時のあだなが「キョンシー」でした。

死への道のり。
人はいつか死ぬ。
そう、そこへ行くまで自分の足で歩くしかない。
歩いて、そして疲れる。
足が痛い。
でも、やるべきことがないんだから、しかたがない。
途中にギターひいている兄ちゃんがいた。
誰もいないところで、ひいていた。
ただひたすら歩こう。
何も考えずに、何の希望も持たずに。
もう、それでいいじゃないか。
何もなければ何もない人生でいいじゃないか。
もう分っているはずさ。
自分の人生に光などささないことを。