下の階から泣き声が聞こえる。
帰ってきてから、休むことなく泣き続けている。
いいかげん、飽きてきた。
しかし、馴れることはない。
妹は赤ん坊が泣き続けようが、おかまいなしに寝ている。
母は強しってことなんだろう。

小さい頃はよかった。
親の期待を一心に集めていたが、何をしても許されていたからだ。
今は、その頃のおもかげはなくなった。
ダメという城壁をこしらえてしまい、それにいくじゅうにも掘りを掘って篭城仕度をしているところだ。
もう戻れない。進むしかないのだ。
進む道は、かぎりなく険しくて、ただ呆然として時だけが過ぎていく。
一人じゃ何もできない。
でも、一人が好き。
矛盾しているようだが、交互にそういう言葉が私の頭の中で踊っては去っていく。

自分が何をしたいのか、それさえも思い浮かばないんだ。
何かしなきゃ、このまま朽ち果てるのかと思うと辛さが募るばかりである。
孤独というものが私の中で免疫ができていっているようだ。
人は一人では生きていけない。たぶん。そう本能ではかろうじて、そう感じるんだ。
普通の人は、他人を通して客観的に自分を見るんだろうけど、私にはそれが出来ないので、一人で自分を突き放して自分を見つめ続けるしかないのだろう。自分のいいとこ、悪いとこ・・・。
悪いとこは、涌き出る泉の如し、出てくるんだよね。
日記でも、終始この事について書いているし。
最近、深く考えようとすると、わけが分らなくなってきるんだ。
自分でも何を考えているのか?どういう事を考えたかったのかも、分らなくなってきた。
やばいんかも・・・。終わりに近づいているのかと思った。

小さい頃のアルバムを見たんだ。
妹がみていたから、私も見たんだ。
なんかその写真を見ていたら、泣けてきました。
妹はそういう思いはないのだろう。今、幸せなのだから。
私は、こんな時代もあったねと、いつか笑って話せるわ。
そんな時が・・・くるんだろうかぁ。