島原駅でちょうど島原半島の半分に到達しただけだ。
でもここから電車はない。もう廃線になってしまった為だ。
なのでバスに乗って南下する。
目指すは天草四郎が自害した城である原城です。
しかしさ。



バスに乗るのってほんと苦手ですわ。
小学校二年生まではさ。駅から家が遠かったので。
バスに乗ってたんよ。もちろん一人で乗ったわけじゃないけど。
親につれられてね。
でも引っ越してからはバスって乗らんようになってさ。
それ以降は乗るのが怖い。
路線図のみかたとかも分からんし。
電車とは違うやん。
電車ってネットで調べたら路線図とか出てくるやん。
バスってさ。全部のバス停を路線図に載せているわけじゃないやん。
今回も原城で調べたってさ。どこを探しても載ってないわけよ。
もしかしたら止まらないのか?って思ってみたり。
駅員さんに聞いたよ。
聞くの苦手なんだよね。原城行きのバスってどれですか?ってさ。
言われたまま乗ったわけなんだけど。
電車だったら駅を通過する時に駅名と次の駅名が分かるやん。
バス停って見えないやん。次わからんし。
路線図に乗ってないし。
だから今、どこまで走っているかもわからんし。
地元の人やったら分かるかもしれんけど。
だからバスに乗ってる時は寝られないんよ。
何分で着くかわからんし。
今どこらへんを走ってるかわからんし。
だから分からんねんって。



とこんなあんなで原城のバス停に到着した。
えっと。城跡です。
だだっぴろい山です。
二の丸とか畑になっています。
この写真の右半分くらいが本丸です。
二本、木が立っているところらへん。
真ん中が海。原城は海に面している。
畑は段々畑。
原城から東を見れば海が広がっていて。
西を見れば雲仙普賢岳がそそりたっています。たぶん。

この本丸のところに天草四郎の像と。お墓があるんだけどね。
私はパシャパシャ写真を撮ったんだけど。。。
今考えると。。。やばいんとちゃうんって思ったり。
よく天草四郎関連の舞台とか映画とか撮るとちゃんとお祓いをしないと。
事故が起こったりするなんてことを聞くやん。
なので私も呪われるんとちゃう?
まあ。。。死んでも別にたいした人生ではないので悔いはないけどね。




しかし方向音痴むごいです。
原城を降りたとたんに迷った。
なんの手がかりもなく迷った。
つうかここらへんの地図とか持ってないのでいきあたりばったりで歩いていたから。めっちゃ。迷った。原城の資料館みたいなのがあってさ。
資料館まで700メートルって看板があったねんけど。
途中で断念した。坂がむごい。
でバスに乗って島原へ。
1時間ちょっとかかる。
遠いです。
だだ広い山をみるためにバスで往復3時間。。。
私は何やってんだろう?

島原に着くなり雲仙行きのバスの飛び乗る。
雲仙は島原から45分かかる。
せっかくだから温泉に入って帰るつもりだったのよ。
この日はいい天気だったから汗かきまくったし。
歩き疲れたしさ。
地獄めぐりもしたかったし。
温泉にも入りたかったんよ。
無事に雲仙に着く。午後6時。
バス停で帰りの諫早行きのバスの時刻表を見る。
最終バス午後6時05分。

えっ・・・・。

その諫早行きのバスが今降りたバスの後ろにもう来てるのよ!
どうする?この諫早行きのバス乗らなかったら帰られへんやん。
泣く泣くそのバスに乗る。
雲仙。。。。滞在時間、2分もなかったと思う。
で乗ってから気づいたんだけど。。。
島原行きのバスの最終が午後6時15分やったんよ。
諫早までは1時間20分くらい。
島原までは45分。

島原に戻って島原で温泉に入って電車で帰ってきた方がよかったんじゃないか?って思ったけどあとの祭り。
諫早まで1時間20分。。。。バスは私一人だけの貸切状態。
雲仙から小浜経由して諫早ってのは島原半島西岸を走ることになるわけで。
夕日がほんと眩しかったよ。



自分のバカさかげんに涙が出てきたよ。
長崎に戻って中華圏で太麺皿うどんを食べる。
皿うどん。これも美味でした。
この日もネカフェに泊まる。